ムバダラ・キャピタルが支援するAcelen社は、10年間で24億4,000万米ドルを投資し、ブラジルで "グリーン "なディーゼル燃料とジェット燃料を生産する計画だと、15日付のロイター通信が報じた。2024年1月に着工予定のバイオリファイナリーは、植物油と動物性脂肪から化石資源を使わずに作られるディーゼル類似の燃料である水素化分解植物油（HVO）を年間10億リットル生産する能力を持つ。このプロジェクトは、すでに大豆ベースのバイオディーゼルや砂糖とトウモロコシから作られるエタノールなど、ブラジルの豊富な天然資源を活用し、再生可能燃料の供給国としてのブラジルの役割を強化する一助となる。

アセレンの新しいバイオリファイナリーは、タンクやロジスティクスを含むマタリペ工場の既存インフラと、新燃料の輸出用の港湾ターミナルを利用する。ブラジル市場には規制がなく、国内販売が不可能なため、当初は再生可能燃料の全生産量を輸出する予定だ。アセレンのマルセロ・ライラ副社長（機関関係・コミュニケーション・ESG担当）は、同社はこの種の燃料のブラジル市場への参入を望んでおり、海外での事業展開に競争力があることから、世界的なプレーヤーになることを目指していると述べた。

情報源 

https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-04-16/mubadala-commits-to-invest-2-5-billion-in-clean-fuel-in-brazil

https://www.reuters.com/business/energy/brazils-acelen-invest-244-billion-renewable-diesel-business-executives-2023-04-15/