新浪金融が12月14日に報じたところによると、独占禁止法規制当局の国家市場監督管理総局（SAMR）は、アリババ・インベストメンツ（Alibaba Investments）[BABA:US]、深セン・ハイブ・ボックス・テクノロジー（Shenzhen Hive Box Technology）、テンセント（Tencent）[0700:HK]傘下の中国文学[0772:HK]に対し、特定の買収または買収の承認を得ず独占禁止法に違反したとして50万人民元の罰金を科した。アリババ・インベストメンツはもともと、2018年にオンラインおよびオフラインの小売チャネルを構築するために26億ドルでインタイム・リテールを買収した。テンセントの子会社はまた、2018年にコンテンツの記録機能を開発するためにニュー・クラシックス・メディアの買収も模索した。ハイブ・ボックスのケースでは、競合企業である中国郵政スマートデリバリーテクノロジーの買収を適切に開示していなかった。

1か月前の11月、規制当局は、小規模なライバル企業の排除、競合他社への圧力を目的とした過剰な補助金、消費者データの共有などの独占行為を対象とした規制案を発表した。こうした取引は1年以上前に行われたにもかかわらず、SAMRの行動は、規制当局が反競争的行為をターゲットにし、最近の履歴を精査して新しい規則を適用することにいかに真剣に取り組んでいるかを反映している。

罰金の額は3社の規模に比べればかなり小さいが、M&Aに熱中する企業にとっては、このような狂ったM&Aの動きを控えるよう警告するものだ。規制当局はまた、Huya [HUYA:US] と Douyu [DOYU:US] の最近の取引も調査しており、前者が後者を買収しようとしている。そうなれば、テンセントは合併後の両社の議決権付き株式68%を保有することになり、iResearchによると、昨年の収益が300億人民元に達したライブストリーミングゲーム業界をWeChatが掌握することになる。

情報源

https://finance.sina.com.cn/tech/2020-12-14/doc-iiznctke6412305.shtml

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-12-14/china-fines-alibaba-tencent-for-flouting-rules-in-past-deals