オーストラリアを拠点とする鉱物プロジェクト開発会社、ネオメタルズ[NMT:AU]は、ロンドン証券取引所（LSE）への二次上場を目指していると、ブルームバーグが2月14日に報じた。リチウムイオン電池とバナジウムのリサイクル技術を持つネオメタルズは、IPOが持続可能な循環型電池バリューチェーンに対する英国と欧州の投資家の関心から恩恵を受けると考えている。ネオメタルズの株式は2月28日に取引が開始され、同社は現在、現金と投資で約1億2000万豪ドル（8530万米ドル）を保有している。

ネオメタルズは、リチウムイオン電池リサイクルコンプレックス、バナジウム回収プロジェクト、リチウム処理プロジェクト、チタンとバナジウムプロジェクトを含む4つの低炭素材料生産プロジェクトを所有しています。具体的には、ネオメタルズとドイツのSMSグループが設立した合弁会社（JV）が管理するリチウムイオン電池リサイクルプロジェクトは、2022年上半期に稼働を開始する予定です。この合弁会社は、ネオメタルズのリサイクル技術を使用して、使用済みの電気自動車（EV）や家電製品からリチウム、ニッケル、コバルトなどの材料を回収し、廃棄物処理能力は1日あたり10トンです。さらに、この合弁会社は2021年にカナダの鉄鋼大手ステルコ[STLC:CN]と契約を結び、北米市場でリチウムイオン電池リサイクル技術を商業化します。ステルコは、オンタリオ州の工場に1日あたり50トンの廃棄物EV処理施設を建設し、廃棄鋼をグリーンスチールに変換することを目指しています。

情報源

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-02-14/australian-recycler-seeks-lse-listing-as-green-appeal-grows?srnd=premium-asia

https://www.sohu.com/a/513584518_719828

https://www.proactiveinvestors.co.uk/companies/news/973991/minerals-recycling-developer-neometals-plans-dual-listing-on-aim-973991.html