オーストラリアの鉄鉱石採掘会社フォーテスキュー・メタルズ・グループ（FMG）[FMG:AU]は、ドイツの化学メーカーコベストロ[1COV:GR]とグリーン水素供給契約を締結する予定であると、ロイターが1月17日に報じた。FMGは2024年から、完全子会社のフォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ（FFI）を通じて、アジア、北米、ヨーロッパ全域でコベストロに年間最大10万トンのグリーン水素を供給する計画だ。

FMGは以前、グリーン電力、グリーン水素、グリーンアンモニアの開発を通じて、2030年までにカーボンニュートラルを目指すと述べていた。同社は2030年までに、世界中で1,500万トンのグリーン水素を供給することを目指している。脱炭素化計画の一環として、このオーストラリア企業は、今年度、グリーン列車、トラック、船舶、および脱炭素化技術の開発に4億～6億ドルを投資すると発表した。2021年10月、FFIは、HyET Hydrogenを所有するオランダの再生可能エネルギー企業であるHigh Yield Energy Technologies（HyET）グループの60%株を取得した。この買収により、FMGは手頃な価格のグリーン水素の生産能力の向上を目指している。FFIはまた、オーストラリアのクイーンズランド州にグローバルグリーンエネルギー製造センターを開発するために1億1,500万豪ドル（8,260万米ドル）を費やす予定。この施設では、電解装置、太陽電池、風力タービンなど、再生可能エネルギー生産に不可欠な機器を製造する予定。

情報源

https://www.reuters.com/business/sustainable-business/australias-fortescue-set-supply-green-hydrogen-germanys-covestro-2022-01-16/

https://www.pv-magazine-china.com/2021/10/12/fortescue%E5%AE%A3%E5%B8%83%E5%9C%A8%E6%BE%B3%E5%A4%A7%E5%88%A9%E4%BA%9A%E5%BB%BA%E8%AE%BE%E4%B8%80%E5%BA%A71-gw%E5%A4%AA%E9%98%B3%E8%83%BD%E5%85%89%E4%BC%8F%E6%A8%A1%E5%9D%97%E5%88%B6%E9%80%A0/

https://smallcaps.com.au/queensland-government-project-double-worlds-green-hydrogen-production-capacity/?lang=cn