北京-上海高速鉄道[601816:CH]は11月15日、同社初のESG報告書を発表した。同社がESG方針とパフォーマンスを開示するのは今回が初めてで、国家公認の基準と証券取引所の要求に厳密に従った。報告書は主に、疫病の予防と制御、低炭素移行と環境保護、地域経済の発展と積極的な社会的影響、社内のコーポレート・ガバナンスなど、同社が貢献した4つの分野に焦点を当てている。

最新のESG報告書によると、同社は国内輸送量の半分以上をカバーし、炭素原単位は29%で、道路輸送サービスの40%、航空会社の3分の1であった。この実績は、石炭の代わりにクリーンエネルギーによる電力を使用し、沿線での炭素排出を制御・監視する先進技術を導入するという、同社の炭素管理戦略に沿ったものであった。

北京-上海高速鉄道は主に大陸市場の鉄道事業に従事している。同社は、北京-上海高速鉄道と沿線駅の投資、建設、運営を行う主体である。同社のESG報告書は、上海証券取引所の鉄道事業者が発表した初のESG報告書である。本土の株式市場以外では、香港上場のCRRCグループ[1766:HK]など、他の運輸企業もESGパフォーマンスを開示している。

情報源

http://www.xinhuayunyin.com/h5/articles/4742

http://www.cninfo.com.cn/new/disclosure/detail?orgId=9900041360&announcementId=1211586455&announcementTime=2021-11-16

http://www.cr-jh.cn/websiteMenu/156/2

https://finance.yahoo.com/news/crrc-goldenbee-co-hosted-rail-093300978.html