ロイター通信が3日に報じたところによると、イギリスは熱帯雨林の持続可能性を支援するため、森林保護のために創設された史上最大の基金であるアマゾン基金への参加を検討している。イギリスのテレーズ・コフィー環境相は、イギリス政府はすでに基金の現在のパートナーであるノルウェーとドイツと、このイニシアティブへの参加について協議していると述べた。ノルウェーとドイツは、基金設立のために12億ドル以上を寄付している。コフィー氏によると、イギリスは農村部の持続可能性、低炭素建築、グリーンファイナンスの世界的なハブとしてのブラジルの位置づけなど、さまざまな面でブラジルを支援することができるという。ブラジルの環境問題に対する第3位の協力者として、イギリスはブラジルに国際パイロットファンドから2億5000万ポンド(3億150万米ドル)以上を提供している。
1月1日、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ新大統領は、ジャイル・ボルソナロ前極右政権が凍結したアマゾン基金を復活させた。ボルソナロは2019年、非政府組織(NGO)が運営するプロジェクトに不正の疑いがあるとして、基金の理事会を解任した。ルーラは、大統領在任中にブラジル・アマゾンの森林伐採ゼロを達成するという公約とともに、森林伐採の急増を引き起こし、環境保護を弱めたボルソナロの政策の多くを覆した。2022年11月には、世界3大熱帯雨林国であるブラジル、インドネシア、コンゴ民主共和国(DRC)も森林保全のためのパートナーシップを結び、森林伐採を減らし、森林を維持する国に対して金銭的補償を行うよう呼びかけた。
情報源
https://www.regjeringen.no/en/aktuelt/brazil-re-activates-the-amazon-fund/id2953103/