ロイター通信が同日報じたところによると、中国の李克強首相は3月5日、政府の業務報告を行い、国家は引き続き生態環境を強化し、グリーンで低炭素な成長を促すと強調した。同首相の演説によると、中国は主要な河川、湖沼、湾の汚染削減、土壌汚染の防止と制御に力を入れる。また、鉄鋼、非鉄、石油化学、化学、建材の各分野におけるグリーン・低炭素技術の研究・開発・応用、省エネルギー、炭素排出削減を引き続き支援するとしている。
さらに、李首相は、経済の安定、食糧安全保障、エネルギー安全保障が引き続き国の最優先課題であると述べた。脱炭素化と経済ニーズを両立させるため、石炭消費量の削減は「整然とした方法」で行われると首相は述べた。国家発展改革委員会(NDRC)は最近、地方政府が脱炭素化政策を過度に単純化し、機械的に実施することに警告を発している。中国の炭素排出原単位は、2019年には2005年に比べて51.9%低下し、累積57億トンの二酸化炭素排出削減に相当する。非化石エネルギーの使用量も年々増加しており、2019年の中国の総エネルギー消費量のうち15.3%を占め、2005年から7.9%増加した。
情報源
https://news.cnstock.com/news,bwkx-202203-4838813.htm
http://www.gov.cn/zhengce/2021-10/27/content_5646697.htm
https://www.mfa.gov.cn/zwbd_673032/fbwz/202111/t20211110_10446297.shtml