新華網が2日に報じたところによると、国際データプロバイダーRefinitivの最新統計によると、中国は今年第1四半期にクリーン・再生可能エネルギー関連プロジェクトのために約157億米ドルの規模のグリーンボンドを発行した。この数値は2020年同時期の約4倍で、21年第1四半期の米国の150億米ドルを上回った。DBS銀行[DBS:SP]の分析を引用すると、第1四半期における中国のグリーンボンドブームは、パンデミックの効果的なコントロールと国内の景気回復によるところが大きい。同時に、中国のカーボンピークやカーボンニュートラル目標、関連する支援政策も促進的な役割を果たした。
第2四半期に入り、中国企業はグリーンボンドの発行を続けている。例えば、内蒙古宝鋼連合鋼鉄は4月1日、鉄鋼業界と内モンゴル自治区にとって国内初のカーボンニュートラルをテーマにしたグリーンボンドを発行した。高炉リサイクルガスを電気エネルギーに変換し、ガス直接排出による環境汚染を削減するもので、自家発電量は58.72%。シノペック[0386:HK]はまた、4月2日に国内石油・ガス業界初のカーボンニュートラルをテーマとした債券を発行した。シノペックは、調達した資金を太陽光発電、風力発電、地熱発電などのグリーンプロジェクトに使用する。これらのグリーンプロジェクトを通じて、年間36万2800トンの二酸化炭素と93.35トンの二酸化硫黄の排出削減を達成することができる。PBoCのデータによると、2020年末時点で、中国のグリーン債のストックは8,132億元で、世界第2位である。中国のグリーン金融資産の質は全体的に良好で、現在までにデフォルト事例はない。
情報源
http://www.xinhuanet.com/2021-04/02/c_1127288281.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1696186369283920263&wfr=spider&for=pc
http://www.csteelnews.com/xwzx/jrrd/202104/t20210406_48778.html