12日付のCaixinが報じたところによると、中国は電子タバコ行政管理弁法のガイドライン草案を発表し、未成年者へのアピールを抑えるため、電子タバコにタバコ以外のフレーバーを提供してはならないとしている。また、電子タバコ、噴霧器、ニコチン製造会社の設立は、国務院の関連行政部門の審査を受けなければならないとしている。さらに、新しいルールによると、タバコ卸売ライセンスを持つ企業のみが電子タバコ卸売事業を許可され、国有中国タバコ[6055:HK]だけが電子タバコ卸売に従事できることを意味する。同ガイドラインは5月1日に施行される前に、3月17日まで国民の意見を募集している。

中国は2021年11月に電子タバコをタバコ専売法の対象物質に追加し、電子タバコの規制を強化したことがある。中国は電子タバコの世界的な生産・消費国であり、世界の生産能力の95%以上を占めている。タバコ風味の電子タバコは他のフレーバーに比べてはるかに人気がないため、新規則は中国の電子タバコ市場に劇的な影響を与えるだろう。しかし、輸出される電子タバコはフレーバー規制の対象外となる。同様に、米国も2020年にフレーバー禁止令を出し、10代の若者や子供による電子タバコの喫煙を懸念して、フルーツやキャンディーなどのフレーバーの電子タバコの販売を禁止した。

情報源

https://www.caixin.com/2022-03-12/101855308.html

https://www.shine.cn/news/nation/2203123033/

https://pandaily.com/china-tightens-controls-on-e-cigarettes/https://pandaily.com/china-amends-tobacco-monopoly-law-to-include-e-cigarettes/