インドネシアのエネルギー鉱物資源省は、イタリアのエネルギー大手エニ[ENI:IM]と、同国の脱炭素化への取り組みを促進するための覚書（MoU）を締結したと、2月5日付のロイター通信が報じた。この協定は、燃料用バイオ原料の開発、エネルギー転換のための取り組み、炭素回収に関連する潜在的なプロジェクトを包括している。この提携により、エニとインドネシアの協力関係が強化され、脱炭素化におけるインドネシアの目標達成に貢献することが期待される。調印式でアリフィン・タスリフ・エネルギー相は、インドネシアの脱炭素化プログラムの推進におけるエニの支援に楽観的な見方を示した。

エニのクラウディオ・デスカルツィ最高経営責任者（CEO）は、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領と会談し、インドネシア北ガナル沖の探鉱井「Geng North-1」での最近の上流部門での発見を強調した。シェブロンとネプチューン・エナジーからのインドネシア深海開発（IDD）資産を含むエニの戦略的買収により、同社はインドネシアでのガス生産を大幅に増加させる体制が整った。会議では、IDD資産の開発と東カリマンタン地域における新たな生産ハブの設立に関する計画がエニCEOによって説明され、最近の発見と戦略的買収によって、インドネシアのガス生産が国内消費と輸出の両方で大幅に成長する可能性が示された。

情報源

https://www.reuters.com/business/energy/indonesia-teams-up-with-italys-eni-decarbonisation-2024-02-02/