EU企業のCSRDへの最低限の遵守が、ESG目標を台無しにするリスク 

EU企業のCSRDへの最低限の遵守が、ESG目標を台無しにするリスク 

by  
AnhNguyen  
- 2024年8月13日

企業持続可能性報告指令(CSRD)は、パリ協定の下で気候変動目標を達成するためのEU戦略の要となることを意図している。透明性と説明責任を強化するために設計されたCSRDは、企業をより持続可能な慣行へと押し上げることを目的としている。しかし、2025年の最初の報告期間が近づくにつれ、この指令のインパクトが期待を下回るのではないかという懸念が高まっている。 

この問題は、企業の間でコンプライアンスに対する「必要最低限」のアプローチが広まっていることに起因している。EUのCSRDの段階的な実施と、詳細な報告基準の発行の遅れは、企業が重大な結果に直面することなく、取り組みを遅らせたり、最小限に抑えたりできることを不注意にも示唆している。この寛容さは、特に、企業のサプライチェーン全体にわたる間接的な排出を対象とするスコープ3排出量の報告に関して、危険な自己満足につながっている。 

スコープ3の排出量は、企業のカーボン・フットプリントの中で最も大きな割合を占めることが多く、これに対処するためには、サプライヤーとの広範な協力と詳細なデータの収集が必要となる。しかし、多くの企業はまだこのプロセスに着手しておらず、CSRDの不遵守のリスクにさらされている。 

少数の企業が指令の精神を全面的に 受け入れ、野心的な目標を設定することで 先導的な役割を果たしている一方で、大半の企 業は最低限の要求事項を満たすだけで満足してい るように見える。このようなアプローチは、CSRDを弱体化させるだけでなく、EUがESGと気候変動に関する目標を達成することを危うくする。 

CSRDの可能性を最大限に発揮するためには、EUはより厳格なコンプライアンスを実施し、単なる枠にとらわれないことの重要性を企業に理解させなければならない。そうして初めて、この指令は欧州全域で企業の持続可能性に意味のある変化をもたらすことができるのである。 

 

情報源 

https://www.sustainableviews.com/a-call-for-stronger-csrd-enforcement-and-leadership-in-the-eu-9195134e/ 

https://eimf.eu/european-union-corporate-sustainability-reporting-directive-csrd/ 

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