韓国経済新聞が12月7日に報じたところによると、韓国の電気自動車（EV）用バッテリーメーカーLGエナジー・ソリューション（LGES）は、1月に109億ウォン（約92億円）から128億ウォン（約108億円）の資金調達を目指し、IPO価格を1株当たり25万7000ウォン（約218.2米ドル）から30万ウォン（約254.7米ドル）に設定した。同日、LGESは韓国の金融監督院にIPO登録書を提出した。LG化学[051915:KS]が支援する同社は、来月から機関投資家向けのブックビルディングと個人投資家向けの公募を開始する。

LG化学は昨年、バッテリー事業を分離し、EVやモバイル機器向けの二次電池生産とエネルギー貯蔵システム（ESS）を手掛けるLGESを設立した。同部門は今年1月から9月までの営業利益6,927億ウォン、売上高134億ウォンを計上した。市場情報会社のSNEリサーチは、2021年の最初の10ヶ月間に販売されたEVに搭載された世界のバッテリー供給のうち、LGESが23%を占め、中国のCATL [300750:CH]に次いで2位であると推定した。韓国の電池サプライヤーは、上場で調達した資金を使い、年間生産能力を2020年の120GWhから2023年までに260ギガワット時（GWh）に拡大する意向だ。

情報源

https://www.kedglobal.com/newsView/ked202112070011