米エネルギー会社エクソンモービル[XOM:US]とインドネシア国営石油・ガス会社プルタミナ[PERT:IJ]は、インドネシアで炭素回収・貯留（CCS）プロジェクトを推進することで合意した。CCS技術の導入は、インドネシアの温室効果ガス排出量を削減し、同国のネット・ゼロの野望を支援する可能性がある。エクソンモービルはまた、インドネシアの経済成長を支援するため、プルタミナに25億米ドルを投資している。 両社はすでに昨年、インドネシアで大規模な低炭素プロジェクトを立ち上げる可能性を評価する覚書に署名している。両社は2022年5月に共同研究契約を締結し、協力関係はさらに強化された。この共同研究により、プルタミナの油田・ガス田には、インドネシアの16年間の総排出量にほぼ匹敵する10億トンの二酸化炭素を貯蔵できる可能性があることがわかった。 

エクソンモービルとプルタミナの協力以外にも、米国とインドネシアは、インドネシアのグリーン転換と経済成長を支援するためのいくつかの新しい取り組みに合意した。両国は、低炭素交通インフラを開発し、インドネシアの女性経営企業や中小企業に財政支援を提供するため、6億9800万米ドルのミレニアム・チャレンジ・コーポレーション（MCC）コンパクトを立ち上げることに合意した。米国貿易開発庁は、インドネシアの公共鉄道システムの再生可能エネルギーへの移行を支援する。

情報源

https://www.pertamina.com/en/news-room/news-release/pertamina-cooperates-with-exxonmobil-to-study-ccus-technology-application-in-three-oil-and-gas-field-areas

https://corporate.exxonmobil.com/news/newsroom/news-releases/2021/1102_exxonmobil-and-pertamina-to-evaluate-carbon-capture-and-storage-in-indonesia

https://www.reuters.com/markets/carbon/exxonmobil-pertamina-25-bln-indonesia-carbon-capture-agreement-white-house-2022-11-14/

https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2022/11/13/fact-sheet-strengthening-the-u-s-indonesia-strategic-partnership/