台湾の電子機器メーカー、フォックスコン・テクノロジー（2354：TT）は、クロスオーバーSUVのモデルBとピックアップトラックのモデルVという2つの電気自動車（EV）モデルを発表したと、日経アジアが10月18日に報じた。フォックスコンは自社ブランドで車両を販売するのではなく、自動車顧客向けに電気自動車を組み立てるつもりで、新たに発表されたモデルBとモデルVは自動車メーカーを誘致するために設計されたコンセプトカーである。同社は2024年までに台湾、タイ、米国でモデルの量産を目指している。フォックスコンの劉楊偉会長は、モビリティ分野でのコラボレーションを促進するオープンEVエコシステムであるモビリティ・イン・ハーモニー（MIH）プラットフォームを活用して、自動車の設計時間と開発費を半分に削減することを期待していると述べた。

電子機器の需要、特にアップル[AAPL:US]のiPhoneの需要は近年減少している。アップルの主要請負業者として、フォックスコンは数年前からEVと半導体分野への参入を試みている。同社は2025年までに世界のEV市場の5%を獲得し、1兆台湾ドル（357.8億米ドル）の収益を上げ、毎年50万〜75万台の車両を出荷することを目指している。タイ投資委員会は、フォックスコンとタイ国営石油会社PTTとの361億バーツ（10.4億米ドル）のEV製造合弁事業を承認した。合弁事業はまずタイ東部に年間5万台の生産能力を持つ工場を建設し、2030年までにその数を約15万台に増やす予定である。

情報源

https://asia.nikkei.com/Business/Automobiles/Foxconn-to-expand-EV-production-in-Thailand-and-U.S

https://www.yicai.com/news/101565472.html

https://finance.eastmoney.com/a/202210182532135491.html

https://36kr.com/p/1961166257240450

https://nev.ofweek.com/2022-10/ART-71008-8460-30576607.html

https://auto.cctv.com/2022/06/14/ARTIfjn2xLvWV5sjv1sQaPii220614.shtml