ロイター通信が12月28日に報じたところによると、アルファベットのグーグル[GOOGL:US]は、閲覧がプライベートだと信じていた数百万人のユーザーのインターネット上での行動を秘密裏に追跡していたと非難する訴訟で和解することで合意した。提案されていた集団訴訟は、最低でも50億米ドルの損害賠償を求めていた。カリフォルニア州オークランドのイヴォンヌ・ゴンザレス・ロジャース連邦地裁判事は、グーグルと原告側弁護士の双方が予備的和解を確認したため、予定されていた裁判を一時中断した。具体的な条件はまだ公表されていないが、両当事者は調停を通じて拘束力のある条件書に合意しており、2024年2月24日までに裁判所の承認を得るための正式な和解案を提示する予定だ。2020年に提訴されたこの訴訟は、グーグルのアナリティクス、クッキー、アプリが、ユーザーがプライベートブラウジングモードを使用しているときでさえトラッキングを可能にし、グーグルを "説明不可能な情報の宝庫 "に変えたと主張している。

原告側は、グーグルの行為が連邦盗聴法とカリフォルニア州プライバシー法に違反していると主張し、ユーザー1人当たり少なくとも5000米ドルの損害賠償を求めている。この訴訟は2016年6月1日以降、数百万人のグーグルユーザーを対象としており、テック大手はユーザーの友人、趣味、好きな食べ物、買い物習慣、潜在的に恥ずかしいオンライン検索などの機密情報を収集していると訴えた。ゴンザレス・ロジャーズ連邦地裁判事は以前、グーグルがプライベート・ブラウジング中にユーザー・データを収集しないという法的拘束力のある約束をしたかどうかを疑問視し、訴えを却下しようとするグーグルの試みを却下していた。同判事は、グーグルのプライバシー・ポリシーや、プライベート・ブラウジング・モード中のデータ収集に潜在的な制限があることを示す同社のその他の声明を引用した。

情報源

https://www.reuters.com/legal/google-settles-5-billion-consumer-privacy-lawsuit-2023-12-28/