香港金融管理局（HKMA）は、国際金融公社（IFC）と協力し、グリーン商業銀行連合を設立すると、新華網が11月9日に報じた。この提携はアジアから世界の他の地域へと徐々に拡大し、銀行、その他の金融機関、研究機関、技術革新企業などが参加し、銀行業界が気候変動に対処し、グリーンファイナンス事業を推進するのを支援する。IFCは、今後10年間の新興市場における気候変動関連の投資機会は、最大2,900億米ドルにのぼると予測している。

国際通貨基金（IMF）によると、グリーン・ファイナンスとは、気候変動やイベント、関連リスクに対処するため、金融業界のキャッシュフローを金融商品を通じてグリーン分野に配分することを指す。香港は近年、グリーンファイナンスに取り組み、促進している。2018年9月、香港証券先物委員会（SFC）は「グリーンファイナンスの戦略的枠組み」を発表した。同フレームワークでは、環境・気候関連リスクに焦点を当てたESG情報開示の改善、グリーンまたはESG関連投資商品の推進、さらに香港を国際的なグリーンファイナンスのハブにすることなど、3つの主要課題が挙げられている。同月、グリーンファイナンスと持続可能な投資を推進するため、香港グリーンファイナンス協会（HKGFA）が設立された。2019年、香港で発行されたグリーンボンドの総額は100億米ドルに達し、2019年末までの累積規模は260億米ドルに達する。さらに、香港金融管理局（HKMA）の于偉文総裁は、当局と香港政府は総額1000億香港ドルに相当する複数年のグリーンボンド発行計画を進めていると述べた。

参考までに：

http://www.xinhuanet.com/fortune/2020-11/09/c_1126717748.htm

https://www.imf.org/en/Topics/climate-change/green-finance

https://www.sfc.hk/en/Green-and-sustainable-finance

https://www.hkgreenfinance.org/association-overview/

https://sfl.global/news_post/yuegangaolvsejinronghezuozhixianggang/