ロイター通信が10日付で報じたところによると、香港のポール・チャン・モーポー財務長官は、香港がまもなくリテール・グリーンボンドの発行を再開することを明らかにした。個人向けグリーンボンドは150億香港ドル（19億米ドル）で、最大200億香港ドル（25.5億米ドル）の引き受けが可能だ。発行は今年3月上旬に開始される予定だったが、市内でCOVID-19が大流行したため延期された。年利2.5%の3年物リテールグリーンボンドは、4月末までに購入可能となる見込み。得られた資金は、環境基準を満たす地域のインフラ整備プロジェクトに充てられる。

2030年までに、世界がグリーンで低炭素な経済に移行するのに伴い、90兆米ドルのグリーン投資が必要になると予想されている。その結果、香港は地元のグリーン・ファイナンスの成長を加速させるため、より有利な政策と投資商品を導入した。2021年、香港証券取引所（HKEX）[0388:HK]に上場されたグリーン・ソーシャル・サステナビリティ債券（GSS債）は95銘柄あり、2,800億香港ドル（357億米ドル）以上を調達した。さらに、香港のESGファンドの数は継続的に増加している。HKEXによると、ESGファンドの時価総額は2021年に84%増加し45億香港ドル（5億7,400万米ドル）となり、1日の平均取引高は4倍以上の4,099万香港ドル（5億2,200万米ドル）となった。

情報源

https://www.reuters.com/business/finance/hong-kong-sell-up-255-bln-retail-green-bond-this-month-2022-04-10/

http://www.takungpao.com/opinion/233114/2022/0411/707119.html

http://hm.people.com.cn/n1/2022/0411/c42272-32395813.html

https://finance.eastmoney.com/a/202204112337522512.html