Caixinが6月10日に報じたところによると、ファーウェイは広東省東莞市に7番目となる世界最大のサイバーセキュリティと透明性センターを正式に開設した。このセンターは3つの機能を備えている。

Caixinが6月10日に報じたように、ファーウェイは広東省東莞市に7番目となる世界最大のサイバーセキュリティと透明性センターを正式に開設した。同センターは、展示と体験、コミュニケーションとイノベーション、セキュリティ検証サービスの3つの機能を提供する。ファーウェイはこれらのサービスを顧客や第三者試験機関に開放する。一方、規制当局、標準化団体、パートナー、サプライヤーなどは、東莞のセンターでサイバーセキュリティ問題についてファーウェイとコミュニケーションをとることができる。

ファーウェイは10年前、自社製品のデータ・セキュリティに対する欧米の懸念を和らげるため、このようなサイバーセキュリティと透明性のセンターを建設し始めた。2010年、ファーウェイは英国に初の地域サイバーセキュリティ評価センターを設立し、英国政府が料金を徴収することなく同社製品のソースコードをレビューできるようにした。その後、同社はドイツとベルギーにもセンターを設立した。ファーウェイはまた、自社製品の審査を支援するためのツールを提供し、関係者に技術的なトレーニングを実施している。さらに、同社は専用のテスト・クラウドを運営し、外部の人間が年間を通じてファーウェイ製品をテストできるようにしている。

しかし、ファーウェイは、米国が推し進める世界的な制裁やその他の地政学的要因のために、サイバーセキュリティと透明性センターの利用がまだ限定的であることを認めた。例えば、英国は2020年7月に5Gネットワークシステムからファーウェイの機器の使用を禁止すると発表した。この制限はファーウェイに大きな課題をもたらしている。これに対処するため、ファーウェイは業界団体GSMAと3GPPが主導するNESAS/SCASセキュリティ標準と評価手法を支持し、第1段階の審査に合格した。ファーウェイは、世界中のセキュリティ・テストの共通かつ統一されたベースラインを目指し、将来的に各国政府がこの規格を採用し、ファーウェイ製品が各国市場に参入できるようになることを期待している。

情報源

https://companies.caixin.com/2019-03-06/101388476.html

https://www.caixin.com/2021-06-10/101725492.html

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1702093144893414576&wfr=spider&for=pc

https://www.huawei.com/cn/trust-center/transparency

https://www.huawei.com/cn/news/2021/4/cyber-security-openness-transparency-cooperation-innovation

http://www.mwrf.net/news/suppliers/2020/27660.html

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1702203893710795748&wfr=spider&for=pc