中国の通信大手ファーウェイが紅海新都市を受注し、中国の建設・エンジニアリング会社SEPCOIIIと提携してプロジェクトを進めることが16日、同社の公式発表で明らかになった。同プロジェクトは、紅海沿岸に400メガワット（MW）の太陽光発電システムと1300メガワット時（MWh）の蓄電池（BESS）を設置するもので、オフグリッド蓄電プロジェクトとしては世界最大となる。

契約締結は、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイで同日開催された2021 Global Digital Power Summitで行われた。これは2021年4月に発表されたファーウェイのスマート・ストリング・エネルギー貯蔵ソリューションの最初の大規模商業展開となる。この技術は、デジタル情報技術を太陽光発電とエネルギー貯蔵に統合し、運用効率、安全性、安定性を高めるものである。ファーウェイは現在、8ギガワット時（GWh）のエネルギー貯蔵システム・アプリケーションを稼働させている。

紅海新都市（通称ネオム）は、サウジアラビアの「ビジョン2030」青写真の重要な構成要素のひとつだ。この青写真は、サウジアラビアの石油依存度を下げ、経済を多様化し、医療、教育、インフラなどの公共サービスを拡大するための戦略的枠組みである。ネオムは経済特区であり、再生可能エネルギーのみで運営されるゼロカーボン都市となることが構想されている。また、この都市には世界最大のグリーン水素プラントが建設される予定で、米国の水素製造会社エアプロダクツ[APD:US]が2025年に生産を開始する。2016年、サウジアラビアは2030年までに50%のエネルギーを再生可能エネルギーでまかなうという野望を発表した。しかし、同国はまだ国家的なネットゼロ目標を設定していない。

情報源

https://mp.weixin.qq.com/s/ZY2sLUBwl9fJtYeBevN_Uw

https://finance.sina.com.cn/stock/hyyj/2021-10-19/doc-iktzscyy0472185.shtml

https://finance.eastmoney.com/a/202110192144997157.html

https://guangfu.bjx.com.cn/news/20211018/1182146.shtml

http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20211018000970

http://global.chinadaily.com.cn/a/202110/19/WS616e5a0aa310cdd39bc6fd68.html

https://www.neom.com/en-us/newsroom/neom-hydrogen-project

https://www.arabnews.com/node/1795406/saudi-arabia