現代自動車[005380:KS]とLGエナジー・ソリューション[3373220:KS]は、22日付の韓国経済新聞が報じたところによると、インドネシアでの共同バッテリーセル工場建設資金として、5つの金融機関から有利な金利で7億1,000万米ドルの融資を受けた。10年間の融資は、バッテリー工場の建設ペースに応じて段階的に行われる。NCMA(ニッケル、コバルト、マンガン、アルミニウム)リチウムイオン電池セルを製造するこの工場は、23年上半期に建設を終え、24年上半期に商業生産を開始する予定で、年間生産能力は10ギガワット時(GWh)である。
主要な資源輸出国であるインドネシアは、三元リチウム電池の主要原料のひとつであるニッケルを大量に埋蔵している。しかし、地元産業を保護するため、インドネシアは2020年以降、ニッケルを含む多くの鉱物資源に輸出制限を課している。この制限により、同国の電池産業への投資が誘致されている。中国の電池大手CATL [300750:CH]は4月、インドネシアで電気自動車(EV)用電池の産業チェーンを開発するため、採掘、製錬、原材料、電池リサイクルを含む約60億米ドルを投資すると発表した。さらに、トヨタ自動車[7203:JP]は7月、EV製造のために今後5年間で18億米ドルをインドネシアに投資すると発表した。インドネシア政府は、2025年までに同国で40万台の電気自動車と176万台の電動バイクの生産を見込んでいる。
情報源
https://www.kedglobal.com/batteries/newsView/ked202208220017