ロイター通信が17日に報じたところによると、米州開発銀行の親グループの民間投資部門とコロンビアのバンコ・デ・ボゴタは共同で、社会・気候変動プロジェクトに資金を提供するため、2億3,000万米ドル相当のサステナビリティ・ボンドを発行すると発表した。債券の期間は最長10年で、ボゴタ銀行が国際市場で発行する。IDBインベストのチーフ・インベストメント・オフィサーであるゲマ・サクリスタン氏は、この債券発行はラテンアメリカとカリブ海諸国におけるこの種の金融商品の資本市場発展の手本となるだろうと述べた。この債券によって生み出される資金は、女性が主導・所有する零細・中小企業、低所得者向け・優先住宅、グリーンビルディング、再生可能エネルギー、エネルギー効率化プロジェクト、循環型経済、持続可能な農業に融資される。IDB Investが8,000万米ドル、IFCが7,500万米ドル、FinDev Canadaが5,000万米ドル、そしてファイナンス・イン・モーション（FiM）が運営する2つのファンドから2,500万米ドルを引き受ける。

サステナビリティ・ボンドは、環境に優しく社会的に有益なプロジェクトや活動を組み合わせて資金調達や借り換えを行う債券である。企業、政府、自治体、特定の資産やプロジェクトが発行することができる。このような債券は、グリーンボンド原則（GBP）とソーシャルボンド原則（SBP）の両方に沿った、国際資本市場協会（ICMA）のサステナビリティボンド・ガイドラインgに準拠する必要がある。これらの債券には、発行体の信用力に依拠した無担保のものと、特定の資産を担保とするものがある。

情報源 

https://www.reuters.com/markets/rates-bonds/idb-invest-banco-de-bogota-announce-230-mln-sustainability-bond-2023-03-17/

https://www.pimco.com/en-us/resources/education/understanding-green-social-and-sustainability-bonds/