10月13日付のロイター通信によると、インドは先進国に対し、カーボンニュートラルではなく、2050年までに二酸化炭素排出ゼロを目指すよう求めている。この提案は、ドバイで開催されるCOP28気候サミットで発表される予定だ。アメリカ、イギリス、カナダ、日本などの先進国は2050年までにネットゼロを目標としているが、中国は2060年、インドは2070年を目標としている。

カーボンニュートラルとは、大気中に放出された二酸化炭素と同等の排出量を相殺することを意味する。カーボンニュートラルはさらに進んでおり、排出量よりも多くの二酸化炭素を除去することを義務づけている。石炭や化石燃料の段階的廃止を約束する期限を迫られているインドは、削減・緩和技術を通じて二酸化炭素排出量全体の削減に焦点を当てることを提唱している。先日のG20サミットでは、各国は石炭火力発電の段階的停止の必要性に合意し、これは気候変動交渉における重要な一歩となった。しかし、インドは、現在エネルギー生産を石炭に依存しているため、石炭使用を終了するスケジュールを設定することは不可能だと主張している。こうした議論が続けられるCOP28は、11月30日から12月12日まで開催される予定だ。

情報源

https://www.reuters.com/sustainability/india-push-developed-nations-become-carbon-negative-before-2050-sources-2023-10-13/

https://www.reuters.com/sustainability/india-push-developed-nations-become-carbon-negative-before-2050-sources-2023-10-13/