ロイターが2月11日に報じたところによると、インド電力省は、2024年までに農業におけるディーゼル燃料の使用を段階的に廃止し、再生可能エネルギーに置き換えることを目指していると発表した。インド政府は2020年2月、農家にディーゼル燃料の灌漑ポンプの代わりに太陽光発電の使用を奨励するインセンティブプログラムを発表した。政府のデータによると、ディーゼル燃料はインドの精製燃料消費量全体の約40%を占めており、農業産業がその主要な使用者の一つとなっている。

インドは2020年に世界で3番目に大きい二酸化炭素（CO2）排出国となり、年間714万トンを排出した。2021年のCOP26気候サミットで、モディ大統領はインドが2070年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを意図していると述べた。この目標を達成するために、インドは2022年までに再生可能エネルギーに少なくとも150億米ドルを投資する予定である。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス（BNEF）のレポートによると、インドのクリーンエネルギー部門への新規投資は2020年に62億米ドル、2019年に93億米ドル、2018年に108億米ドルであった。 COVID-19への対応として実施された厳格なロックダウンにより、インドでは2020年に太陽光発電が3,239メガワット（MW）しか追加されず、2019年に設置された7,346MWから56%減少しました。2021年末までに、インドは49.3ギガワット（GW）の太陽光発電容量と151.4GWの再生可能エネルギー容量を蓄積しました。

情報源

https://www.reuters.com/business/energy/india-hopes-replace-diesel-with-green-energy-its-farms-by-2024-2022-02-11/

https://www.cdmfund.org/30108.html

https://cn.nikkei.com/industry/ienvironment/46540-2021-11-02-09-54-47.html

https://www.bbc.com/zhongwen/simp/world-59130626

https://solar.ofweek.com/2020-03/ART-8110-2600-30433376.html