インドのブーペンダー・ヤーダヴ環境相は4月5日、プラスチック廃棄物管理に関するいくつかのグリーン・イニシアチブを開始した。同大臣は、プラスチック廃棄物管理と使い捨てプラスチック（SUP）の廃止を担当する州機関や、拡大生産者責任（EPR）に焦点を当て、プラスチック包装の説明責任、トレーサビリティ、透明性を向上させるポータルサイトを提案した。生産者、輸入業者、ブランド所有者は、EPR義務を遵守するための努力をウェブサイト上で報告することもできる。それとは別に、政府は、市民が自分の地域のSUPの販売、使用、製造をチェックし、プラスチックの脅威に取り組むことができるモバイルアプリを設計した。

環境相は、インドでは年間約350万トンのプラスチック廃棄物が発生しており、一人当たりのプラスチック廃棄物発生量は過去5年間でほぼ倍増していると指摘した。生態系への負荷の増大と大気汚染により、国内での効果的なプラスチック廃棄物管理が求められている。2019年10月、インドのナレンドラ・モディ首相は、2022年までにインドにおけるSUPの消費を終息させると宣言した。昨年8月、インドもプラスチック汚染を減らすための新しい規則を発表し、2022年7月1日からほとんどのSUPを禁止した。しかし、SUP代替品の使用規制、リサイクルシステムの改善、廃棄物分別管理の最適化といった問題が、インドにはまだ横たわっている。統計上、インドでは2019年時点でプラスチック廃棄物のうち60%しかリサイクルされていない。

情報源

https://economictimes.indiatimes.com/industry/environment/india-generates-3-5-million-tonnes-plastic-waste-annually-environment-minister/articleshow/90668558.cms

https://www.reuters.com/article/us-india-pollution-plastic-idUSKBN1WH29C

https://www.cnbc.com/2021/10/11/india-to-ban-single-use-plastics-but-experts-say-more-must-be-done-to.html

https://www.thehindu.com/sci-tech/energy-and-environment/centre-announces-plastic-waste-recycling-targets/article36973023.ece