国営インド石油公社（IOC）[IOCL:IN]は、ジャンムー、マドゥライ、ハルディアなどの都市に都市ガス配給（CGD）網を建設するために700億インドルピー（9億4400万米ドル）を投資すると発表した。同企業は最近、自動車向け圧縮天然ガス（CNG）と家庭向けパイプ式調理ガスの小売ライセンスを9件取得した。このライセンスは、今回のCGD入札で61の地域（GA）をカバーする潜在需要の約3分の1に相当する。その他、Megha Engineering and Infrastructures社やAdani Total Gas社[ADGAS:IN]は、今回の入札でそれぞれ15ライセンスと14ライセンスを獲得した。

今回の700億インドルピーの投資以前に、IOCはすでにCGD垂直計画に2,000億インドルピー（26億9,000万米ドル）を計画していた。現在のところ、IOCはインドの21の州と連合準州にまたがる49のGAと105の地区のライセンスを確保しており、同国のCGDネットワークに実質的に参加している。インドは、天然ガスをよりクリーンなエネルギー形態と見なしており、インドが再生可能エネルギーに転換していく中で、現在の主力電力である石炭に代わる移行燃料となるものと考えている。インドは、エネルギーミックスに占める天然ガスの割合を、現在の6.5%に対し、2030年までに15%まで引き上げることを約束した。エネルギー転換を支援するため、インドのLNGインフラを強化する「One Nation One Gas Grid」計画を発表し、2023年までにインド全土の407地区をカバーする15,000km以上のガスパイプラインを目指す。

情報源

https://www.theindianwire.com/business/ioc-invests-rs-7000-cr-in-cdg-projects-further-plans-to-invest-rs-20000-in-cgd-vertical-326075/

https://www.business-standard.com/article/current-affairs/how-natural-gas-could-thwart-or-support-india-s-renewables-progress-121101900140_1.html