インド最大の発電会社であるタタ・パワー[TPWR:IN]は、2月8日付のEconomic Times紙が報じたところによると、再生可能エネルギー事業のために、60億米ドルから70億米ドルの株式評価額で6億米ドルから7億米ドルの資金を調達するため、投資家と協議を進めている。投資家の候補には、カナダ年金計画投資委員会（Canadian Pension Plan Investment Board）、シンガポールのテマセク・ホールディングス（Temasek Holdings [TMSK:SP]）、プライベート・エクイティ会社のゼネラル・アトランティック（General Atlantic）などが含まれている。この資金調達は、再生可能電力部門の上場計画前に負債を減らし、タタ・パワーのバランスシートを強化する動きとして、数週間以内に完了する見込みだ。

タタ・パワーはインド最大の再生可能エネルギー発電事業者のひとつで、再生可能エネルギーの総発電容量は2.6ギガワット（GW）である。タタパワーは、再生可能エネルギー発電容量を25年度までに15GW、30年度までに25GWに増強する目標を掲げている。株式仲介会社のモルガン・スタンレーによると、タタ・パワーは自然エネルギー開発のビジョンを実現するため、今後6〜12ヶ月でグリーン・ポートフォリオの資産売却を完了する予定だ。1月31日、タタパワーはインドステイト銀行[SBIN:US]と太陽光発電プロジェクトへの融資に関する契約を締結した。この協定に基づき、インド全土の融資希望者は、太陽光発電プロジェクト融資の競争金利とタタによる設備調達支援の恩恵を受けることができる。過去4年間で、インドの自然エネルギーの設備容量は220%以上急増しました。その重要な原動力である太陽光発電は、過去5年間で11倍以上に増加しました。

情報源

https://economictimes.indiatimes.com/industry/renewables/tata-power-in-advanced-talks-to-raise-600-700-million-for-its-renewable-energy-biz/articleshow/89390883.cms

https://m.economictimes.com/markets/ipos/fpos/tata-power-mulling-473-million-renewable-energy-unit-ipo/articleshow/82330525.cms

https://www.pv-tech.org/state-bank-of-india-tata-power-solar-systems-partner-to-create-small-scale-solar-pv-financing-agency/

https://energy.economictimes.indiatimes.com/news/renewable/indias-solar-power-capacity-increased-more-than-11-fold-in-last-5-yrs/89402440