16日付の日経アジアが報じたところによると、日本は来年3月までに、2040年度までのエネルギーミックス目標の改定を発表する予定だという。この動きは、日本の長期的な脱炭素化目標についてより明確な見通しを企業に提供し、より多くの情報に基づいた投資決定を可能にすることを意図している。これらの新しいエネルギー構造目標は、3年ごとに更新される日本の戦略的エネルギー計画に統合される。2021年に発表された前回の戦略的エネルギー計画によると、日本は2030年度までに、再生可能エネルギーによる発電量を36%から38%、原子力発電による発電量を20%から22%とし、2013年比で温室効果ガス（GHG）排出量を46%削減することを目指している。新たなエネルギーミックス戦略の議論はまだ始まっていないが、政府は2035年度までに2013年度比で66%の温室効果ガス削減を想定している。

具体的な長期エネルギー目標は、企業が新たな投資を計画する上で、日本の再生可能エネルギーの将来についてのより明確な洞察を提供することができる。例えば、2030年に向けた戦略的エネルギー計画は、日本の現在の石炭に依存したエネルギー構造と比べて、化石燃料の使用量が激減し、再生可能エネルギーと原子力に大きな成長の機会があることを示唆している。2022年度の日本のエネルギーミックスは、化石燃料が72.8%、再生可能エネルギーが21.7%、原子力が5.5%となっている。

情報源

https://asia.nikkei.com/Business/Energy/Japan-to-set-fiscal-2040-energy-mix-goal-to-spur-investments

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-04-15/japan-considers-emissions-cuts-in-new-energy-plan-says-nikkei