日本の国営企業である日本貿易保険（NEXI）は、アフリカ輸出入銀行（アフレキシンバンク）と提携し、新たな融資と保険の枠組みを通じてアフリカの脱炭素化プロジェクトを支援すると、23日付の日経アジアが報じた。8月27日と28日に開催される第8回アフリカ開発会議（TICAD）で、両行は、NEXIがアフレキシンバンクや日本の大手銀行がアフリカの脱炭素関連事業に提供する融資を保証する協定に署名する予定である。この枠組みでは、NEXIは90%以上の融資を保証する。

NEXIの融資保険は、民間保険会社ではカバーできないリスクを軽減するものである。この枠組みは、アフリカにおける再生可能エネルギーの導入や、南アフリカのような石炭に依存する国における石炭火力インフラのガス発電への転換など、段階的な排出削減を目的としたその他の移行プロジェクトを対象とする。日本の林芳正外務大臣によれば、日本は国連（UN）が定めた持続可能な開発目標（SDGs）の実現に向けてアフリカを支援することにコミットしている。2022年3月、NEXIはまた、MUFG銀行[8306:JP]を含む日本の銀行がアフレキシンバンクに提供した2億700万米ドルの融資を保証した。

情報源

https://asia.nikkei.com/Spotlight/Environment/Climate-Change/Japan-readies-credit-insurance-for-Africa-s-decarbonization

https://asia.nikkei.com/Politics/International-relations/Japan-vows-to-boost-post-COVID-development-cooperation-with-Africa

https://www.nexi.go.jp/en/topics/newsrelease/2022031401.html