韓国電力公社（KEPCO、[015760:KS]）は、アブダビ国営石油会社（ADNOC）およびアブダビ国営エネルギー会社PJSC（TAQA）と共同で、36億米ドル相当の海底送電システムを建設・運営するコンソーシアムを率いることになると、韓国経済新聞が12月23日に報じた。このプロジェクトは、よりクリーンなエネルギーをアブダビの陸上電力網からADNOCの海洋生産施設に輸送するための高圧直流（HVDC）送電システムを建設するものである。コンソーシアムは、2025年にシステムを構築し、35年間の運用後にプロジェクト全体をADNOCに返還する予定である。韓国の Samsung C&T [028260:KS]とベルギーの Jan De Nul NV もプロジェクトの設計と建設に参加する。

ADNOCは、既存の洋上ガスタービン発電機を新しいHVDCシステムを通じて送電される電力に置き換えることで、洋上事業で発生する二酸化炭素排出量の30%以上を削減する見込みである。このプロジェクトは、2025年までに環境に優しい海外プロジェクトとデジタル輸出を促進するため、252億8000万米ドルの輸出融資を提供する韓国の「K-ニューディール・グローバル化戦略」の候補に選ばれている。KEPCOによると、HVDCプロジェクトの落札者となったことで、送電網案件の競争において主導権を握ることになる。KEPCOはまた、再生可能エネルギーと送電網プロジェクトのポートフォリオを中南米と中央アジアに拡大する計画だ。

情報源

https://www.kedglobal.com/newsView/ked202112230002

https://www.reuters.com/world/middle-east/uaes-adnoc-taqa-36-bln-project-slash-offshore-carbon-footprint-2021-12-22/

https://newsbeezer.com/koreaeng/the-government-is-promoting-the-k-new-deal-globalization-engage-with-the-green-and-digital-market/

https://www.marketscreener.com/quote/stock/KOREA-ELECTRIC-POWER-CORP-6494969/news/Korea-Electric-Power-KEPCO-secures-HVDC-VSC-subsea-transmission-system37424767/