12月20日付の韓国経済新聞が報じたところによると、韓国化学最大手のLG化学[051910:KS]は、韓国のGSグループ[078930:KS]の発電所建設・運営会社であるGS EPS [LGEZ:KS]と、3,200億ウォン（2億4,800万米ドル）相当のバイオマス発電所を共同で建設する契約を締結した。両社が建設するバイオマス発電所「麗水グリーンパワー」は、高圧蒸気を発生させ、タービンブレードを回転させて発電する。この発電所では、GS EPSの国内木材チップ供給網から供給される廃木材をバイオマス燃料として使用する。麗水グリーン電力の商業運転は2026年前半に開始される。LG化学とGS EPSは、新発電所が韓国のグリーン転換を加速させる一助となることを期待している。

バイオマス発電所は、植物由来の物質を燃やして熱や電気を生産する。バイオマス燃料の最も一般的な種類は、木質燃料、林業残渣、工場残渣、農業残渣である。バイオマスを燃やすと温室効果ガスの排出や汚染物質も発生するが、バイオマスは再生可能であるため、カーボンニュートラルなエネルギー源と考えられている。運転開始後、麗水グリーン電力発電所は、年間40万トンの二酸化炭素排出量を削減する見込みである。

情報源

https://koreajoongangdaily.joins.com/2022/12/20/business/industry/Korea-LG-Chem-GS-EPS/20221220131231044.html

https://www.kedglobal.com/carbon-neutrality/newsView/ked202212200018

https://www.hurstboiler.com/biomass_boiler_systems/biomass_fuel_types

https://www.energysage.com/about-clean-energy/biomass/environmental-impacts-biomass/#:~:text=Bioenergy%20is%20a%20unique%20type,carbon%2Dneutral%20source%20of%20electricity.