2月14日付の韓国経済新聞が報じたところによると、LGグループは配当政策の予測可能性を高めることで、環境・社会・ガバナンス（ESG）事項を子会社経営に取り入れている。LGエレクトロニクス[066570:KS]、LGディスプレイ[034220:KS]、LGイノテック[011070:KS]、LGハロービジョン[037560:KS]を含む韓国のコングロマリットの子会社は最近、今後数年間の一貫した配当方針を発表した。

LGエレクトロニクスとLGディスプレイは今後数年間、連結純利益の20%以上を年間配当金に充てることを約束し、LGイノテックは純利益の10%以上を充てることを約束した。LGグループの2つの部門、LG Chem [051910:KS] とLG Uplus [032640:KS] は、共に2020年の早い時期に中期配当計画を策定した。また、LGユープラスは株主価値を高めるため、2021年に1,000億ウォン（8,356万米ドル）の自社株買いを実施する。ESGランキングに関しては、MSCIのような格付け機関は、企業の配当支払いとその履行を優先している。ESGランキングを向上させるため、安定的な配当方針を発表する企業が増えている。フィデリティ・インベストメンツも、企業の長期的な持続可能性と配当成長の関連性を確認しており、ESGリーダー企業は、ESG後発企業よりも長期的に魅力的な配当成長を実現するのに有利な立場にあるようだ。

情報源

https://www.kedglobal.com/newsView/ked202202140001

https://opinion.caixin.com/2021-09-15/101773424.html