ロッテケミカル、電池材料と水素に79億米ドル投資

ロッテケミカル、電池材料と水素に79億米ドル投資

by  
Seneca ESG  
- 2022年5月25日

韓国の大手化学会社ロッテケミカル[011170:KS]は、2030年までに電池材料と水素エネルギーの新規事業に10兆ウォン(約79億円)を投資する計画だと、20日付の日経アジアが報じた。具体的には、電池材料事業に4兆ウォン(約32億円)、水素事業に6兆ウォン(約47億円)を投じる。水素事業とは、既存の石油化学生産施設をベースにした水素製造、水素燃料ステーション、水素発電などである。注目すべきは、同社が2021年の売上高を前年比180%増の50兆ウォン(396億米ドル)と発表した後に、この計画を発表したことである。

ロッテケミカルは、電気自動車や燃料電池車の普及で活況を呈する水素・電池事業を新たな成長分野と位置付けている。また、この投資を通じて石油化学製品への依存度を下げることも視野に入れている。ロッテケミカルは、2030年までに年間60万トンの水素生産能力を構築し、韓国の水素市場の30%を占めることを目指している。現在までに、1Q22に韓国全土で水素ビジネスのバリューチェーンを形成する計画を発表している。一方、ロッテケミカルは世界的なエネルギー企業であるエア・リキード[AI:FP]および地元の液化石油ガス(LPG)メーカーであるSKガス[018670:KS]とパートナーシップを結び、2023年までに全国的な水素給油所ネットワークを構築し、2024年までに水素燃料電池工場を設立する。ロッテケミカルは、ロッテグループ[004990:KS]の化学子会社3社とともに、2030年までにカーボンニュートラルな成長を実現するという提案に合意した。子会社4社は、2030年までに環境に優しい製品から6兆ウォン(約54億円)の累積収益を目指し、親会社はそのために52億ウォン(約41億円)を支出する。

情報源

https://asia.nikkei.com/Business/Materials/Lotte-Chemical-to-pour-8bn-into-battery-materials-and-hydrogen

https://www.kedglobal.com/hydrogen-economy/newsView/ked202107130019

https://pulsenews.co.kr/view.php?sc=30800028&year=2022&no=109559

https://koreajoongangdaily.joins.com/2021/02/02/business/industry/lotte/20210202192900645.html

今すぐSeneca ESGツールキットを使い始めましょう

ポートフォリオのESGパフォーマンスを監視し、独自のESGフレームワークを作成、より良い意思決定をサポートします。

Toolkit

Seneca ESG

ご興味がありますか?今すぐご連絡を

ご連絡の際は右のフォームをご記入いただくか、下記メールアドレスまで直接ご連絡ください。

sales@senecaesg.com

シンガポールオフィス

7 Straits View, Marina One East Tower, #05-01, Singapore 018936

+65 6223 8888

アムステルダムオフィス

Gustav Mahlerplein 2 Amsterdam, Netherlands 1082 MA

(+31) 6 4817 3634

台北オフィス

77 Dunhua South Road, 7F Section 2, Da'an District Taipei City, Taiwan 106414

(+886) 02 2706 2108

ハノイオフィス

Viet Tower 1, Thai Ha, Dong Da Hanoi, Vietnam 100000

(+84) 936 075 490

リマオフィス

Av. Santo Toribio 143,

San Isidro, Lima, Peru, 15073

(+51) 951 722 377

東京オフィス

1-4-20 Nishikicho, Tachikawa City, Tokyo 190-0022