マレーシアのハイテク企業DiBizが、持続可能なパーム油(CSPO)の世界初のオンライン取引プラットフォームであるTrustparent Marketplaceを設立したと、8日付のロイター通信が報じた。 トラストペアレント・マーケットプレイスは、CSPOのバイヤーとサプライヤーを結びつけ、業界の持続可能な発展を保証するためのトレーサビリティ対策を施している。現在、持続可能なパーム油の栽培と使用を促進するために設立された最初の組織である持続可能なパーム油の円卓会議(RSPO)によって認証されたパーム油は、世界の生産量の19.3%、約1,460万トンを占めている。
1980年以来、世界のパーム油生産はインドネシアとマレーシアが独占しており、2020年には総供給量の84%を占める。パーム油プランテーションのための開墾は、パーム油の世界的な需要が急増する中、森林生態系に深刻なダメージを与え、大量の炭素を排出してきた。その結果、EUは2018年に再生可能エネルギー指令を修正し、2030年までにパーム油ベースのバイオディーゼルを廃止することを決めた。実際、2014年以降、RSPO認証の持続可能なパーム油は世界総生産量の19%にとどまっており、そのほとんどは欧米市場の需要を満たすためである。2021年4月末現在、中国本土のパーム油輸入量に占める認証パーム油の割合は2%未満である。
情報源
https://chinadialogue.net/zh/5/71892/
https://www.goldenagri.com.sg/cn/palm-oil-trends-in-2022/