新浪が翌日に報じたところによると、生態環境部（MEE）と中国開発銀行（CDB）は1月6日、今後5年間にわたり国内の生態環境保護プロジェクトを支援し続ける覚書に調印した。2001年以来、中国開銀は持続可能なプロジェクトのために累計25.1兆元の融資を行い、2020年末までの融資残高は16.1兆元を超えている。中国開銀によると、今後もグリーンファイナンス事業を発展させ、国内の主要な環境保護プロジェクトに資金を提供し、将来的にはすべての金融商品にグリーンクレジットのコンセプトを導入することを目指している。

中国の中央財経大学と国連環境計画（UNEP）が発表した報告書によると、中国は2015年から2020年にかけて、毎年推定3兆元から4兆元のグリーン投資を必要としており、少なくとも85%が社会資本からもたらされると予想されている。調査報告書を引用すると、2019年だけで、同国は約6,180億人民元のグリーン投資不足に直面し、その数はまだ増加している。したがって、中国政府は、より多くのグリーン投資を誘致し、動員するために、グリーン金融セクターの発展を重視している。PBoCはグリーンファイナンスの発展を2021年通年の10大タスクのひとつに掲げており、グリーンファイナンス関連の税制やインセンティブ政策の導入、国家炭素市場の構築の推進、グリーンファイナンス標準システムの開発、環境情報開示の拡大を目指している。

中国はグリーンファイナンス市場にとって世界的に重要な市場である。2016年から2019年にかけて、同国におけるグリーンボンドの発行額は累計1,200億米ドルに達し、グリーン輸送とグリーンエネルギーが2大セクターとして、それぞれ投資総額の約17%と約16%を占めた。2020年6月現在、中国の銀行が発行したグリーンローン残高は11兆元を突破し、世界第1位となり、不良債権比率は0.73%で、国内の平均不良債権比率より1.37ポイント低い。2019年末までに、環境をテーマとする投資信託とコーポレート・ガバナンスをテーマとする投資信託の数は合計で71に達し、合計の規模は1,395億人民元となった。しかし、市場アナリストによると、中国はグリーンファイナンスセクターを改善するために、グリーンファイナンス商品の多様化、全国統一グリーンファイナンス基準の確立、規制要件の明確化など、いくつかの課題を克服する必要があるという。

情報源

https://finance.sina.com.cn/china/gncj/2021-01-07/doc-iiznctkf0577077.shtml

https://www.yicai.com/news/5372504.html

https://www.yicai.com/news/100715065.html

http://www.p5w.net/roll/finance/202101/t20210107_2501766.htm

https://www.climatepolicyinitiative.org/wp-content/uploads/2020/06/The-State-and-Effectiveness-of-the-Green-Bond-Market-in-China-Mandarin-Version.pdf

http://finance.eastmoney.com/a/202010221672963652.html

http://www.nbd.com.cn/articles/2020-09-19/1508623.html