マイクロソフトは、リーワード再生可能エネルギー（LRE）と200メガワット（MW）の2つの電力購入契約（PPA）を締結し、テキサス州で開発中の2つの太陽光発電所からクリーンな電力を取得した、と28日付のESGトゥデイが報じた。この2つの太陽光発電プロジェクトはそれぞれ200メガワットで、2024年第4四半期までに完成予定のフリオ郡のモローレイク・ソーラーと、2025年第4四半期までに運転開始予定のブラゾリア郡のクレイドル・ソーラーが含まれる。これらのプロジェクトでは、米国の大手太陽光パネルメーカーであるファースト・ソーラー社[FSLR:US]の超低炭素薄膜太陽電池モジュールが採用される。LREは、全米で31の風力、太陽光、エネルギー貯蔵施設からなる広範なクリーンエネルギー・ポートフォリオを有している。また、アマゾン[AMZN:US]、ベライゾン[VZ:US]、デジタル・リアルティ[DLR:US]ともPPAを締結している。

この新しいPPAは、マイクロソフトが締結した一連の再生可能エネルギー契約の中で最新のものである。過去1年間、マイクロソフトはテキサス州、バージニア州、ワシントン州、日本、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランドを含む複数の場所で再生可能エネルギーを購入するPPAを締結してきた。これらのイニシアチブは、炭素集約型のデータセンターを世界的に脱炭素化するという同社の取り組みと一致している。マイクロソフトは、2025年までに全世界のビルとデータセンターで100%の再生可能電力を使用することを約束している。これは、2030年までにカーボン・マイナスを実現するという、ハイテク大手のより野心的な目標への布石となる。

情報源

マイクロソフト、テキサス州の新規ソーラー・プロジェクトから400MWの再生可能エネルギー購入契約を締結

https://www.datacenterdynamics.com/en/news/microsoft-signs-400mw-solar-ppa-in-texas/