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by
Jordy Leo
- 2024年4月3日
マレーシアの国営石油会社ペトロナス[PNAGF:US]は、日本の発電会社JERAと、炭素回収・貯留（CCS）バリューチェーン構築の実現可能性を研究するための共同研究契約を締結した。この研究では、JERAの日本での事業から排出される二酸化炭素（CO2）の分離・回収、国境を越えた輸送、マレーシアでのCO2貯留を評価する。この合意は、協力関係を強化し、国境を越えた効率的なCO2輸送と貯留のためのグローバルネットワークを育成するものである。ペトロナスによると、このパートナーシップは、アジア太平洋地域、特にマレーシアと日本における温室効果ガス（GHG）排出量の削減を目指している。また、マレーシアにおけるCCSハブの開発を加速させるという同社のコミットメントとも一致する。
このパートナーシップは、マレーシアが地域のCCSハブになるという野心とともに、国内に適切な貯蔵場所を持たない日本における炭素貯蔵の需要の高まりを活用する。ペトロナスは3月初めにも、エネオス[5020:JP]、JX日鉱日石開発、三菱商事[9058:JP]の日本企業3社からなるコンソーシアムと提携し、日本とマレーシアにまたがるCCSプロジェクトを展開している。この構想は、日本の産業排出ガスから年間300万トンのCO2を分離・回収し、回収したCO2をマレーシアに輸送して枯渇油田に貯蔵する計画である。日本は、2050年までに年間1億2,000万トンから2億4,000万トンのCO2を回収・隔離する目標を掲げている。
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