シンガポールのセンブコープ・インダストリーズ[SCI:SP]は、再生可能エネルギーと脱炭素化への大幅なシフトを強調する野心的な2023-2028年戦略計画を発表した。同社は、再生可能エネルギーの成長を支援するため、2024年から2028年の間に投資総額の75%に相当する約105億SGD（77.6億米ドル）を投資する意向を発表した。センブコープは、2028年までに再生可能エネルギーの総設備容量を25ギガワットまで拡大することを目指しており、これは現在の12ギガワットから大幅に増加することになる。同社はすでに大きな進展を遂げており、2021年以降、自然エネルギー容量を4倍に増やし、現在ではエネルギーポートフォリオの61%を自然エネルギーが占めている。

さらに、センブコープは炭素排出原単位の削減に取り組んでおり、2023年の予測値0.30tCO2e/MWhから2028年までに半減し、0.15tCO2e/MWhにすることを目標としている。同社は2025年の温室効果ガス排出原単位目標0.40tCO2e/MWhを前倒しで達成し、2030年までに絶対排出量を270万tCO2e（スコープ1および2）までさらに削減し、2050年までにネットゼロ排出を達成することに引き続き取り組んでいる。これらの目標を達成するため、センブコープは低炭素エネルギー、低炭素原料、水素の生産と消費を含む炭素管理に関する能力への投資を計画しています。

情報源

https://www.reuters.com/sustainability/sustainable-finance-reporting/singapores-sembcorp-industries-aims-halve-emissions-intensity-by-2028-2023-11-06/

https://www.sembcorp.com/media/1vdfjwvl/sci-strategic-plan-2023-press-release.pdf