世界的なエネルギー企業であるシェル[SHEL:US]が、オーストラリアにおけるエネルギー・ポートフォリオの多様化を図るため、同国における風力発電への投資機会をさらに調査していると、22日付のBloombergが報じた。昨年来、シェルはオーストラリアの風力発電市場での存在感を高めている。同社は、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州で3ギガワット（GW）の陸上風力発電プロジェクトのパイプラインを持つオーストラリアの風力発電所開発会社WestWind Energy Developmentの株式49%を購入した。投資完了は2022年の予定。

シェルのガス、再生可能エネルギー、エネルギー・ソリューション統合ディレクターであるマールテン・ウェッツェラーは2019年10月、シェルは天然ガスと化学プロジェクトへの投資を拡大する一方で、より大規模な電力事業を確立すると述べた。同社は、風力と太陽光エネルギーが電力の長期的な未来であると考えている。その結果、シェルは風力と太陽光プロジェクトの開発への投資を拡大し、2018年初めに2億1,700万米ドルを投資し、米国の太陽光エネルギー企業Silicon Ranchの43.83%の株式を取得した。2020年1月には、シェルはオーストラリアの独立系太陽光発電開発会社であるESCO Pacificの49%の株式も購入した。ESCO Pacificは起動容量が約500メガワット（MW）で、2017年から長期稼働している容量は350MWである。

情報源

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-08-22/shell-mulls-australia-wind-expansion-amid-clean-energy-push?srnd=premium-asia#xj4y7vzkg

http://www.chinalubricant.com/news/show-106193.html

http://www.sinopecnews.com.cn/xnews/content/2021-11/23/content_7007736.html

https://www.sohu.com/a/365043573_418320https://www.cpnn.com.cn/news/gj/202204/t20220411_1501190.html