シンガポール、2035年までに4GWの低炭素電力を購入へ

シンガポール、2035年までに4GWの低炭素電力を購入へ

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Seneca ESG  
- 2021年10月28日

シンガポールのガン・キム・ヨン通産相は10月25日、第14回シンガポール国際エネルギー・ウィークの開幕式で、2035年までに国内の電力需要の30%(最大4ギガワット(GW)に相当)を満たすために低炭素電力を輸入する計画であることを明らかにした(同日付『聯合早報』)。その後、エネルギー市場庁(EMA)は、複数の輸入業者から様々な低炭素電力を購入するために、2つの提案依頼書(RFP)を発行する予定である。EMAは11月に最初のRFPを発行し、2027年までに1.2GWの電力を購入、2022年第2四半期に残りの2.8GWのRFPを発行し、2035年までに開始する予定である。EMAは、石炭燃料の電力を提供するいかなる提案も受け入れないと強調した。

地域の資源と土地に制限されるシンガポールは、伝統的な燃料またはクリーンな資源から発電された電力の輸入に頼らざるを得ない。自国の土地で屋上や浮体式太陽光発電を開発してきたとはいえ、2030年までに自国の太陽光エネルギーで供給できる電力は3%に過ぎない。シンガポールは、国境を越えた電力取引と送電に関する技術的・規制的問題を調査・解決するため、小規模な試験から低炭素電力輸入計画を開始する。試行には、マレーシアから100メガワット(MW)の天然ガス燃料の電力を輸入することと、インドネシアのPulau Bulanから100MWの太陽光発電の電力を輸入することが含まれる。その後、2022年から2023年にかけて、シンガポールは既存のルートを活用し、タイとマレーシアを経由してラオスから100メガワットの水力発電電力を輸入する予定だ。さらに、シンガポールの国営電力網運営会社SPグループとフランスのエネルギー開発会社EDFグループ[EDF:FP]は10月11日、インドネシアの太陽光発電からシンガポールに電力を供給する海底送電ケーブルを共同開発することで合意した。インドネシアの太陽光発電所の設置容量は1,000メガワットで計画されている。

情報源

https://www.zaobao.com.sg/realtime/singapore/story20211025-1206703

https://www.zaobao.com.sg/news/singapore/story20211026-1206904

https://www.straitstimes.com/singapore/environment/singapore-plans-to-import-30-of-energy-from-low-carbon-sources-by-2035

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