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Seneca ESG
- 2023年7月6日
Sinopec [0386:HK], China’s state-owned oil and gas company, has started producing green hydrogen at a plant in Kuqa, Xinjiang Uygur Autonomous Region in Northwest China, as reported by Reuters on June […]
ロイター通信が6月30日に報じたところによると、中国の国有石油・ガス会社であるシノペック[0386:HK]は、中国北西部の新疆ウイグル自治区クッカにある工場でグリーン水素の生産を開始した。このプラントは中国初の太陽光発電によるグリーン水素プロジェクトで、年間生産能力は1万トンを超える。太陽光発電を利用して水を電気分解することで、温室効果ガスの排出を最小限に抑えながら水素を製造する。シノペック社によると、この施設は年間2万トンのグリーン水素を生産する可能性があり、毎時2万8000立方メートルの送電能力を持つ。このプラントで生産された水素は、シノペック社の大河製油所に供給され、一般に青水素として知られる天然ガス由来の水素の代替となる。
2020年、中国は世界最大の水素生産国となり、年間生産量は3,300万トンで世界全体の30%を占めた。しかし、この水素の約3分の2は石炭火力発電で生産され、約3億6,000万トンの二酸化炭素（CO2）を排出した。ブルー水素は総生産のおよそ19%を占め、グリーン水素は製造コストが高いため1%の寄与にとどまった。グリーン水素の割合を増やすため、シノペックは水素製造施設を化石燃料から再生可能エネルギーへと徐々に移行させることを目指している。これは、2025年までにグリーン水素の年間生産量を10万～20万トンにするという中国の目標に沿ったものである。さらにシノペックは、内モンゴルのウランカブから北京までの中国初の長距離水素パイプラインの建設に着手しており、輸送コストの削減とグリーン水素の利用促進が期待されている。
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