SKグループ[210980:KS]のグリーン事業部門であるSKエコプラントは、9月1日に韓国経済新聞が報じたように、米国のリチウムイオン電池リサイクル企業アセンド・エレメンツに5,000万米ドルを出資する株式売買契約を締結した。アセンド・エレメンツは、廃バッテリーからレアメタルを個別に抽出し、廃バッテリーから不純物を除去し、共沈法で前駆体を直接製造する効果的な技術を持っている。アセンド・エレメンツによると、従来のリサイクル方法と比較して、同社の技術は、より高品質で、コストを削減し、温室効果ガス排出量の少ない正極活物質を生産する。今回の投資はアセンド・エレメンツ社のCラウンド資金調達の一部であり、年内に米国に電池リサイクル工場を建設するために使用される。

SKエコプラントは、好循環バリューチェーンを確立し、韓国の再生プラスチック材料の輸入依存度を下げることを目指している。その結果、同社は今年、グローバルなリサイクル事業への投資と買収を加速させ、2021年には国内の環境企業6社を買収した。2022年2月、SKエコプラントはシンガポールの電子廃棄物処理・リサイクル会社TESエンバイロコープ（TES）の株式100%を10億米ドルで買収した。また5月には、アジアの廃棄物リサイクル市場での競争力を強化するため、マレーシアの総合廃棄物管理会社Cenviro Sdn Bhdの30%の株式を購入した。SKエコプラントCEOの朴慶一（パク・キョンイル）氏によると、これらの投資により、同社は2050年までに6,000億ウォン（4,430億米ドル）に達すると予想される世界のリサイクル市場を占有することになる。

情報源

https://www.kedglobal.com/waste-management/newsView/ked202209010015

https://www.ajudaily.com/view/20220901152525879

https://www.kedglobal.com/waste-management/newsView/ked202205200007

http://koreabizwire.com/sk-ecoplant-acquires-2-plastic-waste-recycling-firms/227026