韓国のSKイノベーション[096770:KS]は、小型モジュール炉（SMR）、バッテリー、廃棄物リサイクルといった環境に優しい分野で事業を拡大している、と韓国経済新聞が6月13日に報じた。SKイノベーションのキム・ジュン副会長兼最高経営責任者（CEO）は、この3つの分野が同社の将来の成長ドライバーであると述べ、炭素排出量を抑えながら500メガワット（MW）未満の電力を生産するよう設計されたSMRが特に関心を集めていると指摘した。今回の合意は、SKグループが2030年までに世界全体の炭素排出量を1%削減するという目標を発表した後のことである。

SMRの商業的可能性を活用するため、SKグループはビル・ゲイツが共同設立した原子力発電会社テラパワーに数百億韓国ウォン（KRW）を投資し、10%の株式を取得する。テラパワー社はSMRを開発しており、昨年末、米エネルギー省と共同で40億米ドルを投資し、ワイオミング州ケンメラー近郊に345MWのナトリウム冷却高速炉を建設すると発表した。テラパワー社は2006年にビル・ゲイツから3500万米ドルを得て設立された。韓国のエネルギー供給会社である韓国水力原子力発電（KHNP）もSMR分野に参入しており、4,000億ウォン（3億1,000万米ドル）を投じてSMRの設計を5年以内に完了し、3年以内にライセンスを取得する計画だ。SMRは、投資コストの削減と二酸化炭素排出量の削減を実現する重要な次世代エネルギー源であり、世界中で人気を集めている。例えば、ロールス・ロイス社[RR:LN]が率いる英国のコンソーシアムは、SMR製造のために5億米ドル以上の資金を求めており、英国政府はその半分以上を提供している。英国政府によれば、このプロジェクトは、英国が二酸化炭素削減目標を達成するのに役立つと期待されている。

情報源

https://www.kedglobal.com/corporate-investment/newsView/ked202206130006

https://www.sohu.com/a/500164847_267106

https://www.cnnpn.cn/article/24468.html

https://www.kedglobal.com/cn/smr/newsView/ked202205190024

http://stdaily.com/index/kejixinwen/202203/ef5517a852ab44d3aef9ea3aefc3bd4b.shtml

https://cnnews.chosun.com/client/news/viw.asp?nNewsNumb=20220456969&cate=&mcate=