韓国のSKグループの化学素材部門であるSKC [011790:KS]は、地元の商社LXインターナショナル [001120:KS]および食品会社Daesang [001680:KS]と、ポリブチレンアジペート-co-テレフタレート（PBAT）を1,800億ウォン（1億5,130万米ドル）で生産する合弁事業（JV）を立ち上げることで合意したと、11月23日付の韓国経済新聞が報じた。PBATは石油化学ベースの生分解性プラスチックの一種で、延性、耐熱性、衝撃性に優れている。新ユニットは2023年に操業を開始し、年間7万トンの高強度PBATを生産する予定である。

合計1,800億ウォンの投資額のうち、SKCは1,040億ウォンを拠出し、新JVの57.8%の株式を購入する。DaesangとLX Internationalはそれぞれ400億ウォン、360億ウォンを投じ、22.2%と20%の株式を取得する。SKCは製品テストと商業化に関して約20の顧客にアプローチしている。また、SKCの強みであるPBAT量産技術を活用し、Daesangはバイオマス原料を供給し、LX Internationalは製品販売を行う。2018年のIHS Markitの予測によると、生分解性プラスチックの世界需要は2023年には55万トンに成長し、2018年から2023年までの年平均成長率は9%である。

情報源

https://www.kedglobal.com/newsView/ked202111230022

https://ecep.ofweek.com/2020-07/ART-93016-12003-30449769.html

https://ecep.ofweek.com/2021-03/ART-93001-8420-30487683.html