ロイター通信が6月12日に報じたように、スコティッシュ・アンド・サザン・エナジー・ネットワークス（SSEN）送電は12日、スコットランドのネットワークに100億ポンド（125億米ドル）を投資する計画を発表した。この投資により、約11ギガワット（GW）の洋上風力発電プロジェクトの接続が可能になる。SSEN Transmissionは、「Pathway to 2030 Programme」の一環として、新しい陸上送電網と海底送電網の開発に資金を配分する。これらの投資は、気候変動とエネルギー安全保障の目標を達成するため、イギリス全土の送電網をアップグレードするという、より広範な取り組みの一環である。

SSENトランスミッションは、送電網の容量を増強することで、ScotWind洋上風力リース・ラウンドの初期段階のプロジェクトの接続を促進することを目指している。同社によれば、この容量は1,000万世帯以上の電力を供給するのに十分なものだという。プロジェクトには、スコットランドのピーターヘッドとイングランドを結ぶ2GWの高圧直流リンク2本、スコットランド海域の海底リンク2本、陸上ケーブルリンクのアップグレードなど、さまざまな構想が含まれている。さらに、この投資プログラムにより、スコットランド全土で9,000人以上の雇用機会が創出される見込みだ。SSEN送電は、スコットランド北部地域と離島における高圧送電システムの所有、運営、開発を担っている。

情報源

https://www.reuters.com/business/energy/uks-ssen-invest-10-billion-pounds-electricity-networks-2023-06-12/