国務院は2月22日、グリーン低炭素・循環型発展経済システムの構築に関する指導を発表した。金融分野では、グリーンクレジット、グリーン直接金融、グリーン保険などの国内グリーン金融の発展を強化し、金融機関のグリーン金融パフォーマンス評価を強化するよう求めている。さらに、グリーンボンドの基準を統一し、グリーンボンドの格付け基準を構築すること、気候変動への投資と融資を促進すること、国際グリーンファイナンス基準との整合とグリーンファイナンス市場の双方向開放を推進すること、汚染排出権、水利権、炭素排出権の取引制度を最適化し、取引コストを引き下げ、効率を向上させること、グリーン産業の適格企業の株式公開を支援することなどが求められている。

2020年9月、中国の習近平国家主席は、2030年までに炭素排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルを達成することを約束した。これは、低炭素経済への転換を意味する。グリーン・ファイナンスは経済社会の持続可能な発展に有益である。このような推進政策のもと、金融機関は省エネ、環境保護、クリーン生産、クリーンエネルギーに関連するプロジェクトに対し、より多くのグリーンローンを提供することになる。しかし、これまでのところ、中国のグリーンファイナンスの発展はまだ未成熟である。例えば、グリーンクレジットやグリーンボンドは市場で大きな割合を占めているが、グリーン保険やその他の金融商品は明らかに不十分である。グリーン・ファイナンスには、より多くの金融機関や民間投資を取り込む必要がある。

情報源

https://finance.caixin.com/2021-02-22/101665719.html