ロイター通信が同日報じたところによると、台湾政府は4月22日、二酸化炭素排出量を削減するため、グリーンエネルギー、スマートグリッド、エネルギー貯蔵設備の研究開発（R&D）に注力すると発表した。発表によると、台湾の産業は輸出志向であるため、グローバルなグリーン・サプライチェーンに参入するためには産業が調整する必要がある。当局は、長期的な炭素削減のために技術的なブレークスルーに頼ることを期待している。4月21日、台湾の内閣は気候変動法改正案を制定し、政府の炭素排出量ネットゼロ目標、炭素排出量定量化メカニズム、2024年または2025年から排出者に炭素税を課す炭素価格制度を盛り込んだ。

台湾は、2050年までに純炭素排出量ゼロを達成するというロードマップの一環として、2025年までにエネルギーミックスに占める再生可能エネルギーの割合を20%まで引き上げるため、クリーンエネルギーへの莫大な投資に賭けている。具体的には、台湾の政策決定機関は2022年3月、再生可能技術、送電網インフラ、エネルギー貯蔵への総投資額が2022年から2030年の間に9000億台湾ドル（320億米ドル）に達すると宣言した。大規模な投資により、台湾では2050年までに再生可能エネルギーが島の電力供給の約60%を占め、水素が10%、炭素捕捉プロセス後の火力発電が20%を占めると予想されている。これに対し、2020年の台湾の電力供給量は、石炭が45%、液化天然ガス（LNG）が36%であった。

情報源

https://www.reuters.com/business/environment/taiwan-invest-green-energy-smart-grids-reach-net-zero-emissions-goal-2022-04-22/

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-03-30/taiwan-vows-32-billion-clean-energy-spree-as-it-lags-on-targets

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-03-30/taiwan-vows-32-billion-clean-energy-spree-as-it-lags-on-targets

https://www.zaobao.com.sg/realtime/china/story20220422-1265264