トタルエナジーズ[TTE:FP]は、エネルギー会社タロス[TALO:US]の炭素回収・貯留（CCS）部門であるタロス・ローカーボン・ソリューションズ（TLCS）の株式100%を取得する契約を締結したと、ESG Todayが18日に報じた。1億4,800万米ドルの取引を通じて、トタルエナジーズはテキサス州メキシコ湾岸沿いの主要な二酸化炭素（CO2）貯留プロジェクトであるバイユー・ベンドCCSの株式25%を取得する。さらにタロスは、ハーベスト・ベンドCCSとコースタル・ベンドCCSを含む、同地域の他の2つの炭素貯留プロジェクトの株式も保有している。しかしトータルエナジーズは、後者2つのプロジェクトは同社の資産から遠く離れているため、買収完了後にスピンオフすると発表した。

トタルエナジー社は、テキサス州の製油所と石油化学施設の近くに位置するバイユー・ベンド・プロジェクトへの参画を、米国事業からの直接排出を削減するための極めて重要な動きであると考えている。このプロジェクトは約600平方キロメートルをカバーし、数億トンのCO2を貯留することができる。今回の買収は、2030年までに年間1,000万トン以上のCO2貯留能力を開発するというトタルエナジーズの計画の一環である。トタルエナジー社は、2050年までにネット・ゼロ・エミッションを達成するため、排出の回避に重点を置き、排出を削減するために利用可能な最善の技術を採用し、残留排出をなくすための産業用炭素貯蔵プロジェクトを開発する予定である。

情報源

https://www.esgtoday.com/totalenergies-acquires-carbon-capture-business-from-talos-energy-for-148-million/

https://totalenergies.com/media/news/press-releases/united-states-totalenergies-acquires-talos-low-carbon-solutions-pioneer