トヨタ自動車[7203:JP]は、6月13日のロイターの報道によると、2026年から先進バッテリーを搭載したバッテリー電気自動車(EV)を全世界で発売する計画を発表した。これらのEVは、トヨタのEVに特化した新部門「BEVファクトリー」で開発・製造される。さらに、トヨタはEV用の固体電池を量産する技術の開発にも積極的に取り組んでおり、2027年から2028年までの実用化を目指している。
同社はEVの航続距離1,000kmを目指している。6月8日に行われた発表会で、加藤武郎社長が明言した。ちなみに、テスラ[TSLA:US]のEVモデル3の長距離バージョンの航続距離は約700kmである。加藤氏によると、トヨタの目標はBEVで未来を変革することであり、2026年にフルラインナップとして次世代バッテリーEVをグローバルに発売するつもりだという。新設するBEVファクトリーでは、2030年までに約170万台を生産する計画だ。さらに、トヨタはEVの野心的な販売目標を掲げている。2026年までに年間150万台のEV販売を目指し、2030年にはEVが世界販売台数の約3分の1、合計350万台を占めることを期待している。トヨタは4月、レクサスブランドを含む全世界で8584台のEVを販売し、同社の世界販売台数に占めるEVの割合が単月で1%を超えた初のマイルストーンを達成した。
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