ブルームバーグが2月5日に報じたところによると、米国とブラジルは、化石燃料への依存を減らし、気候変動の影響を緩和する手段として、バイオ燃料の需要を増やすためにインドと手を組んだ。世界有数のバイオ燃料生産国である3カ国は、研究開発で協力し、バイオ燃料の生産と使用に関する技術的知識とベストプラクティスを共有する計画だ。さらに、バイオ燃料に対する世界的な需要は、よりクリーンで持続可能なエネルギー源を見つけるために、この協力を大きく後押ししている。

米国とブラジルはすでに、温室効果ガス排出削減とエネルギー安全保障向上の手段として、エタノールやバイオディーゼルといったバイオ燃料の利用を推進している。一方インドは、2030年までにガソリンに20%のエタノールを混合するという目標を掲げ、バイオディーゼルの生産を増やしている。インド政府は、エネルギー転換と安全保障に43億米ドルを投資する計画も発表している。この投資は、インドがエネルギー需要を満たし、化石燃料への依存を減らし、気候変動の影響を緩和するのに役立つと期待されている。米国、ブラジル、インドの協力により、バイオ燃料の生産と利用における効率化とコスト削減が期待されるとともに、バイオ燃料産業への投資と雇用機会の拡大も期待される。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-02-05/us-brazil-to-join-india-s-global-push-to-boost-biofuels-demand?srnd=green-new-energy

https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-02-01/india-to-invest-4-3-billion-for-energy-transition-and-security