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Seneca ESG
- 2022年11月17日
米環境保護局（EPA）は11日、ブルームバーグが報じたところによると、年間3トン未満のメタン排出量も含め、すべての石油採掘現場でメタン排出量を監視するための定期検査を義務付ける新ルールを提案した。EPAは2021年、石油・ガス事業者に対し、国内最大規模の油田30万カ所を四半期ごとに監視し、漏れを検知・修正するよう命じる規則を定めたが、新規則では国内の約100万カ所の油田すべての監視を義務付けることになる。EPAはまた、政府のデータや遠隔技術を使って最大のメタン排出施設を検出し、事業者がより早く修理できるようにするプログラムも作成する予定である。新規則は2023年末までに最終決定される予定である。
強力な温室効果ガスであるメタンは、大気中に放出されてから20年間で、二酸化炭素の80倍以上の温暖化効果を発揮する。国際エネルギー機関（IEA）は、エネルギー部門からの世界的なメタン排出量が、各国政府が公式に報告している量よりも約70%多いことを明らかにし、メタン排出に関する監督強化と基準の厳格化を求めた。石油・ガス業界は、頻繁な検出は「非効率的でコストがかかる」として、生産量の少ない油井を監視作業から除外するようEPAに求めた。しかし、調査によると、米国の掘削現場から排出されるメタンの半分以上は、1日の生産量が15バレル未満の坑井から発生している。EPAは、この新提案により、対象排出源からのメタンを2005年比で87%削減できると見込んでいる。
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